FC2ブログ
皆でかなえる、皆で繋がる
『言語聴覚士の訪問』
8月28日(金)東淀川区地域包括主催「なかよしの会」にて、
研修を開催いたしました。
約40名の方にご参加いただきました。

講師は当事業所の言語聴覚士である江村が務め、
1時間程お話をさせて頂きました。
今回のテーマは、
「言語聴覚の訪問 ~こんなことが得意です~」についてです。

なかよしの会①

最初に言語聴覚士とはどのような職種であるのか、
対象疾患や症状にはどのようなものがあるのか。
事例を通して講義を行いました。

まず、言語聴覚士とは…
『音声機能、言語機能又は聴覚に障害のあるものについて
その機能の維持向上を図るため、言語訓練やその他の訓練、
これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行うことを業とするもの』
という定めがあり、病気や障害の影響で意思疎通が困難、
食事が上手く食べることができない、といった方々を対象に
リハビリテーションの提供や助言を行います。
対象疾患は様々で、小児から成人まで幅広く対応しています。

研修の後半にはグループワークを行い、
実際に現場で困っていることを討議していただきました。
その中であがってきた意見には、
「何とか食べさせてあげたい」
「話していることがわからない」
「意思疎通が困難な方にどのように関わっていけば良いのかわからない」
などがありました。
また、現在、東淀川区では言語聴覚士の訪問が少なく、
困っているという意見も沢山ありました。
「食べる」「話す」「伝える」ことは生きていく上で、とても大切なことです。

なかよしの会②

ここで、摂食・嚥下障害について少し触れたいと思います。
私たちは、普段何気なく食事をしていますが一連の流れがあります。
①目で見て食べ物と認識し、お箸やスプーン等を使用して口へ運ぶ。
②食べ物を口に取り込み、舌や頬、歯、下顎などが協調運動を行い
  飲み込みやすい塊を作る。
③舌を使い、食べ物をのどの奥へ送る。
④飲み込みやすい量がのどにたまりゴックンが起こる。
⑤ゴックンした塊を胃へ送り込む。
この流れのいずれか、もしくは複数に問題がある場合を
摂食・嚥下障害と言います。

また、誤嚥にも3つのパターンがあります。
①飲み込む前
②飲み込んでいる最中
③飲み込んだ後

「水分の場合はとろみをつけたらいいのですか?」という質問もありましたが、
全ての方の水分にとろみをつけるという訳ではありません。
「とろみをつけるのが面倒。」「目分量でつけています。」
という話をよく耳にすることがありますが、
計りや計量スプーンなどを使用して毎回同じ粘度にするのが安全です。
「とろみがすぐにつかないから、とろみ剤を足しています。」
という話もよくありますが、時間が経てば非常に粘度の高い
とろみ茶やとろみ水ができることがあります。
それが原因で、のどに残ってしまい誤嚥するというケースもあります。
つまり、こちらが患者やご利用者の誤嚥をつくっていることがあるのです。
ご利用者に応じて、とろみを使い分けていく必要があり、
食事の姿勢や食べ方など代償法で対応できる場合もあります。

最近では、言語聴覚士のニーズが高まっています。
今回の講義で皆様の熱心に耳を傾ける姿を見て、
言語聴覚士の役割、訪問内容を知っていただく良い機会になったと感じます。
言語聴覚士だけでなく、多職種が「連携」してご利用者の想いに寄り添うことが
より一層求められています。
今回の講義を通して、
いつもと違う視点でご利用者に「気付く」ことができると思います。

本日は、お忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。


エリアマーケティング 牛之浜
スポンサーサイト



Copyright © かなえるリハビリ訪問看護ステーション. all rights reserved.