皆でかなえる、皆で繋がる
『ご利用者から学ぶこと』
こんにちは。
入社して半年が経ちました、作業療法士の森本です。
半年経つと、随分訪問に行かせて頂く件数も増え、
毎日考えることがいっぱいです。
そしてご利用者から学ぶことも多々あります。
その中で印象に残ったお話を1つ紹介します。

あるご利用者、いつも通りリハビリをさせて頂いていました。
すると突然「いつもありがとう」とおっしゃいました。
何のことかと詳しく聞くと、
「こうやって話を聞いてくれたり、
いっぱい考えてくれたりすることが嬉しいんです。
そうするとこちらも頑張ろうと思うし、楽しみが出来る。本当にありがとう。」

「そして他の人にも同じように話を聞いて考えてあげてね、
まだまだ若いから色んな考え方が出来ると思うし、思うようにやっていいんですよ。
凝り固まった考えはしないようにね(笑)
きっと楽しみに待っててくれる人もいるよ。」と。

リハビリをするにあたって、技術や知識はもちろん大切ですし、
私もまだまだ勉強中です。
しかしそれだけで良いのでしょうか?
ご利用者のことを考える上では、相手の考えていることも大切ではないでしょうか。
このご利用者のお話は、コミュニケーションも同様に必要だと
強く感じる出来事でした。
ただコミュニケーションと言っても、会話だけでなく、
相手の表情や仕草、部屋の様子など様々な点から
相手の気持ちを汲み取るよう心掛けています。

技術や知識とコミュニケーション、このバランスをよくするのは難しく、
まだまだ駆け出しの作業療法士ではありますが、
ご利用者からたくさんのことを学びながらこれからも成長していきたいです。

森本OT エリアブログ 写真

写真は貴重なお話を聞かせて頂いたご利用者の好きなバラです!
貴重なお話、ありがとうございました!


作業療法士  森本 更紗
『新入職員紹介!!』
はじめまして。
10月16日から理学療法士として入職致しました、金玲里です。
リハビリテーションセンターで4年、地元の病院と
そこに併設の老人保健施設で2年勤務しました。
その後は出産、育児で8年間専業主婦をしていましたが、
この度念願の社会復帰を果たしました。

リハセンターや病院で勤務していた頃、
在宅復帰された患者様が退院直後は上手く生活されていても、
様々な変化の中で自立した生活を維持できなくなるケースを何度も見てきました。
患者様の生活に密着したサポートができたらなという思いがあり、
復帰を機に思いきって訪問リハの世界に飛び込んでみました。

訪問リハを通じて、利用される方が自分らしくいきいき暮らせるための
支えの一人になれたらと思います。


理学療法士   金 玲里
『新入職員紹介!!』
10月16日より言語聴覚士(ST)として入職いたしました中原典子と申します。

STとして5年ほど、小児から高齢者までさまざまな世代の方々のリハビリを
担当させていただきました。
結婚や育児で約8年のブランクがあります。不安なこともたくさんありますが、
『前進あるのみ!!』・・・頑張っていきたいです。

育児を通して気づいたことがあります。
「今まで苦手だったことでも、やってみれば楽しいこともある!」ということです。
例えば、裁縫です。
以前は、ボタン1つつけることにも時間がかかって大変でした。
しかし必要に迫られ(娘の入園準備など)、何とか取り組んでいると、
それなりに上達し、今ではレッスンバッグやシューズ袋を作るのが大好きです。

「苦手なことから逃げず、とりあえずチャレンジしてみよう!!」が、
今の私のモットーです。
そこから何か1つでも知識を得たり、楽しみを見つけられればと思っています。

これからご利用者・ご家族の皆さま、スタッフの方々との出会いの中で、
私自身どのような楽しみを見出すことができるのか、ドキドキしています。

どうぞよろしくお願いいたします。


言語聴覚士  中原 典子
『視線入力によるコミュニケーション支援について』
すっかり涼しくなり、休日のお出かけが待ち遠しい季節となりました。
作業療法士の永吉琢也です。
今回のブログでは、まだ全国でも使っておられる方が少ないと思われる、
あるご利用者のコミュニケーション方法を紹介したいと思います。

私が担当しているM様は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気を
患っておられる60代の女性です。
ALSという病気は、身体を動かすための神経系(運動ニューロン)が変性し、
その結果として筋肉が萎縮していく進行性の神経難病であり、
現在我が国には約8,400人の患者さんがおられると言われています。
私がM様の訪問リハビリを担当させて頂いて、もう5年近くになります。
この間徐々に筋萎縮の症状が進んでいき、現在は上肢の一部と顔の筋肉
(表情筋や口の周り、目の周りの筋肉)しか動かせず、
発声も困難な状態になっています。
まだ指が動かせていた頃に左母指で操作できるスイッチと
「伝の心」というコミュニケーション支援機器を導入しましたが、
今では指の操作も困難となり、左腋を締める形で
肘の内側を使ってスイッチを押しておられます。
ご家族を呼ぶ時のコールスイッチは、
今もこの方法で押せているものの、伝の心の操作については、
入力方法の変更とともになかなか使いにくい状態となっていました。

そんな折、M様の息子さんがネット上で
「視線入力」によって伝えたい言葉を綴る方法を探してこられました。
元々視線入力によるコミュニケーション支援機器としては
「マイトビー」というものがあるのですが、高価な製品(約150万円)で
誰もが気軽に試せるものではありません。
筋萎縮の症状が進んでも眼球運動が保たれやすいALSの方にとって、
視線入力によるコミュニケーション支援機器は希望される方が
多いにもかかわらず、特例補装具扱いとなり身障手帳を使って
補助を受けるのもなかなかにハードルの高い状況です。
このマイトビーにはモニター画面の下に患者さんの視線を感知する
センサー部分があり、これが視線入力の要となっています。
実は、このセンサー部分だけが海外で販売されており
(Tobii EyeX Controller:価格は約1万数千円)、
そのセンサーと「ハーティーラダー」という無料ソフトを組み合わせることで、
昨年11月から比較的安価に「視線入力によるコミュニケーション」
が行えるようになりました。

「視線入力対応版HeartyLadderとHeartyAiを公開」
http://heartyladder.net/xoops/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=22

この方法をネットで調べてこられた息子さんが、
自費で海外から機器を取り寄せて、
先日ご自宅のPCに接続してくださったのです。
(私も以前から注目していた方法ですが、公的な補助が受けられず
実費になること、海外製品で動作保証やアフターフォローがないこと、
眼の疲労等に十分注意しないといけないこと、さらにまだALSの方でも
実例が少なく本当に使えるものなのか半信半疑のまま、モノもないために
なかなかご利用者に勧めることもできない状況でした)

10月永吉さんブログ1

モニターが横向きになっていますが、この方はいつも頭部だけ
左向きの姿勢を取っておられるため、ベッドを軽くギャッジアップした状態で、
左側に設置したモニター画面が見れるように設定されています。
モニターのWindows画面の下で赤く光っているのが、
視線を感知するセンサー(Tobii EyeX)です。

10月永吉さんブログ2

これが実際に操作しているハーティーラダーの画面で、
「ま」の字を見つめて確定したところです。
見つめた「ま」の字が、網掛けの黄緑色に変化しているのが分かると思います。
このように50音表上の文字を見つめて、まばたきすることで
確定する設定になっています。
実際に操作してもらうと、スイッチで入力する伝の心よりも
速いスピードで文字入力が行えており、
ご本人にとってもかなり快適なようです。
環境を整えて下さった息子さんに感謝しながら、
ご本人の眼の疲労に注意しつつ、より楽に正確に視線で入力できるように
工夫・支援していきたいと考えています。

※今回の視線入力装置の話は、どんな病気の患者さんに対しても
使えるものではなく、また同じALSの患者さんであっても
病状によっては導入困難な場合があります。
一般的な補装具のような公的補助が使えず、
動作等の保証やアフターフォローもないということを考慮した上で、
身近な療法士等に相談の上、導入を検討してください。


作業療法士 永吉琢也
『神戸で開催されたリハケア学会で、発表させていただきました。』
お久しぶりです。
作業療法士の高橋です。

この度、10月に神戸にて行われるリハケア学会で
発表をさせていただくことになりました。

リハケア学会


題目は、「活動・参加型の短期目標の検討~生活行為向上マネジメントを使用して~」
となっています。

生活行為向上マネジメントとは、
その人にとって重要な意味のある作業を見つける。
その人の有する能力を「心身機能」「活動・参加」「環境」の視点からアセスメントし、
生活の予後予測をする。
その人の能力を意味のある作業と結びつける。
という、作業療法士の基本的な考え方を可視化したものです。

現在、活動・参加型のリハビリが地域に求められているため、
今後必要になってくるツールだと思います。

初めての学会発表のため緊張もあり、
発表後の質疑応答では頭が真っ白になってしまいました。
今回の学会発表を終えて、自分に今後必要な課題がたくさん見えてきたと思います。

入職して1年が過ぎ、
まだまだスタッフや周りの皆様にご迷惑をおかけしていますが、
この学会発表から見出した課題をクリアしていくことで、
少しでも恩返しができたら、また僕の訪問業務に活かし、
地域の皆様に貢献できたらと思います。

大変でしたが自分を成長させることのできる課題をたくさん見つけることができて、
参加して本当に良かったと思います。
また次のチャンスに向けて今の課題をクリアしていくため、
今後も一層頑張ります!

高橋さん 発表


作業療法士 高橋 伸明


同じく、10/3(土)にポートアイランドの神戸国際会議場で開催された
リハビリテーションケア合同研究大会に参加してきました。
今回の発表会は医師・看護師・リハビリテーション専門職、
介護士、ケアマネージャーなど多職種が参加する全国大会です。
私自身はポスター発表をさせていただきました。
今回の発表内容は多職種連携による活動と参加に繋がった
事例発表をしました。

訪問リハビリで関わらさせていただく中で、
筋力を付けるとか動作を上手く出来るようにするなど
家で生活する上で必要な練習をします。
そこで重要なことは、どのような目標(目的)を持って
練習をするかです。
目標を持つことで意欲面向上にも影響が出るのではないかと
私は考えています。

訪問リハビリだけでは出来ることは限られています。
多職種との連携でいかにご利用者の目標を支援できるか。
まだまだ足りないことも多くありますが、
今後も地域で働く者として考えていきたいと思います。

今回の学会発表の自己評価としては…
緊張してあまり覚えておりません(汗)
またこのような学会発表をする機会があると思いますので、
自己研鑽していきたいと思います。

前川さん 発表


理学療法士 前川 陽平
レーベンズポルト勉強会 
9月30日(水)東大阪市のレーベンズポルトにて、
ケアマネジャー向けの勉強会を開催いたしました。
講師は当事業所の作業療法士の五藤が務め、
1時間程お話をさせて頂きました。
勉強会の内容は、「参加」「活動」に焦点をあてたケアマネジメント
〜生活行為向上マネジメントを通して〜です。

レーベンズポルト

勉強会には施設スタッフを含め約30名の方に参加して頂きました。
「参加」「活動」に焦点をあててもらうためにICIDHとICFの違いや
症例を用いて説明していき、勉強会に参加して頂いた皆さんにも
一緒に作業をして頂きました。
配布資料に症例を提示しその中から一人一人に抜粋したキーワードを手渡し、
それを1つのICFチャート(大きな模造紙)に思い思いに貼っていく作業です。
悩みながらの人や即決する人も居ましたが、皆さんで話しながら
すすめていく事で理解が深まっていくように感じました。
完成したチャートを基にさらに説明する事で皆さんの頷きも増えていきました。

後半では「活動」「参加」をより引き出す為に
生活行為向上マネジメント演習シートの説明を行い、
セラピストが行っている1つの評価ツールとして紹介していきました。

質疑応答では、
実際のご利用者を持ち寄りどのようにICFの考えや生活行為向上マネジメントを
活用するのかといった問いが多かったです。
その中で、要支援の方でご本人が
「今の生活でいいねん。だからリハビリ続けて」といった方に
どのように「活動」「参加」につなげるのかといった問いに対し、
「今の生活でいい」の「で」の中にある本当の思いを引き出す事が大切である。
家族や周りを気にして「今の生活でいい」となっている可能性もある為、
思いを引き出す事で「活動」や「参加」につなげられる事もあるのではないか
と説明していきました。

勉強会後には皆さんから「わかりやすかった」との声が多数挙っていました。
地域や現場で必要な事を収集し関わりやすい窓口になっていきたいと感じました。


理学療法士 森本誠司
Copyright © かなえるリハビリ訪問看護ステーション. all rights reserved.