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皆でかなえる、皆で繋がる
『第30回 大阪府作業療法学会 参加!』
先日雨降りしきる中、大阪国際交流センターにて、
第30回 大阪府作業療法学会が開催されました。
当日は、当事業所の作業療法士(以下OT)である伊藤が演題発表と
シンポジウムの司会を務め、スタッフ8名が運営委員としても参加しました。

府学会 写真①-1

私自身は、学生演題の会場と園芸療法のワークショップ会場の担当でした
ので発表を聞くことができました。
学生演題では、環境因子への介入の効果や家族支援の重要性を
テーマとしており非常に興味深い内容で、
学生とは言えども作業療法の核を持っての発表でした。
また園芸療法のワークショップでは、
押し花を用いたクリアファイル作りをしており、
細かな動作練習だけでなく、視覚や嗅覚等の感覚へも刺激を与え
四季を感じられる活動でした。
花の名前の記憶や作業工程の把握という課題に加え、
他者とのコミュニケーションも促進される等の効果もあり、
座位作業が可能で手指の細かい動作に比較的問題のない人であれば
手軽に始められる活動なので、在宅でも活用できそうだと思いました。

午後からの府民公開講座では、
「『人とのつながりが街を変える』作業療法士と美容師のとりくみ」
シンポジウムでは、
「作業療法の新たなステップに向けて~作業科学の側面、脳科学の側面から~」
の講演がありました。
前者は人を元気にする・街を元気にするために、美容師の方がしている
「シャンプー」という作業(活動)にOTが意味づけをすることで付加価値を与え、
健康作りの拠点のひとつとなった事例の報告でした。
後者では、パーキンソン病の方への作業療法の事例を通して、
作業科学と脳科学の視点から考えるといった内容でした。

府学会 写真②-1

OTが得意とする「意味ある作業(活動)」を見つけ出すこと、
その作業(活動)を心身機能や日常生活動作、社会参加、
個人因子、環境因子等の視点で分析することの重要性を再確認すると共に、
ご利用者をはじめご家族や他職種へ伝達していくことの必要性を痛感しました。
日本作業療法士協会が開発した「生活行為向上マネジメント」は、
作業療法を可視化する有効なツールとなるので、
より一層活用していきたいと思います。
最後になりましたが、今学会の閉会式では、
大阪府作業療法士会の発展に貢献した作業療法士の方々に功労賞が送られ、
当事業所の伊藤OTも受賞しました。
先輩OTが作られてきた30年という歴史の重みを実感し、
私のような若いOTもどんどん外部に向けて作業療法の可能性を発信していき、
少しでも今後の作業療法の発展に貢献できればと実感する一日でした。


作業療法士 下川 貴大
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