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皆でかなえる、皆で繋がる
コミュニケーションの達人とは
春の日差しが心地よい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
作業療法士の永吉琢也です。
4月より私たちかなえるリハビリ訪問看護ステーションにも、
新しく共に働く仲間が増えました。
新卒の方、すでに医療機関で多くの経験を積んだ後に入職されてきた方など、
色んな立場の方がおられます。

この時期、世間的に皆が関心を持つことの一つに、
新しい環境すなわち職場や学校などでのコミュニケーションというものがあります。
良好な人間関係を築けるかどうかは個人のコミュニケーション能力の問題とされ、
書店やネット上でもコミュニケーション能力向上のための
様々なハウツー本が並んでいます。
私たち地域で訪問リハビリ業務に携わる人間にとっても、
ご利用者やご家族とのコミュニケーションから始まって、
社内だけではなく他職種との連携の際にも、
そうしたコミュニケーション能力を求められる場面が多いことと思います。

今回このブログでご紹介するのは以下の書籍です。
「なぜ、この人と話をすると楽になるのか」
吉田尚記(日本放送アナウンサー)著

永吉さん 4月


この本は、巷でよく見かける「自分をアピールするためのコミュニケーション術」
のように自己顕示を目的としたハウツー本でも、
「最初は聞き役に徹しましょう」などと言いながら
最終的には相手を都合よく動かすことを目的としたビジネス本でもありません。

むしろ著者は「コミュニケーションに自己顕示欲は要らない」と言い切り、
自身が他者に対するコミュニケーションに苦手さを感じながらも
それを克服してきた体験をもって、
「コミュニケーションの目的はコミュニケーションである」とします。
つまり「コミュニケーションが成立して、そこで感心したり共感したり、
笑い合ったり幸せな気持ちになったり、
そういうポジティヴな感覚を得ることなしに人は楽になれません」と、
本来あるべき「コミュニケーション」の本質を示しています。
「重要なのは、相手にとって興味があるかないかなんです」とも書いてますが、
まさにその通りだと私も思います。

新人の方々も今後の仕事の中で、「自分の考えばかり押し付けてくる」人と
出会うことがあると思われます。
自分の意見をいかに納得させるかということばかりに神経を注いでいる人間は、
社内外問わずよく見かけることでしょう。
また、自身が知らず知らずのうちにそのような人間に
なってしまっていることもあるかもしれません。

「この人と話をするとラクになる。楽しくて、心地よい」
相手にそう感じさせられる人が、実はコミュニケーションの達人。
私たちのような医療職であり対人援助に携わる者は、
「相手に対して優位に立たないですむ技術」を磨いた方が良いと、
私自身の反省も込めて強く感じた一冊です。

作業療法士 永吉 琢也
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