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皆でかなえる、皆で繋がる
「わたしは目で話します」を読んで
明けましておめでとうございます。作業療法士の永吉琢也です。
唐突ですが皆さんは、「目で話す」という言葉を聞いて、何を思い浮かべますか?
「目は口ほどに物を言う」ということわざを思い浮かべた方もいるでしょうし、
「異性を落とすにはまずは目力」なんて方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)。

今回私が紹介するのは、「わたしは目で話します」という本です。

永吉さん 1月ブログ 1 


この本の著者、たかおまゆみさんは、本中で以下のような紹介をされている方です。
「聾学校の教師から、ドイツ語の翻訳者へ、そしてALSを発症し、
音声言語を失うまで。一貫して言葉の問題にかかわり続けてきた著者が、
病を得て、今あらためて思うこととは?」
この方のこの本の何がすごいって、透明文字盤を使って介助者に
「目で話す」ことで本文全てを書き上げておられるということです!

ALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気については
ご存知の方も多いと思いますが、透明文字盤について知っている方は
それほど多くないと思います。

永吉さん 1月分 2


これは私の私物ですが、このような透明文字盤を使って、
音声言語障害をお持ちの患者さんと介助者が視線を合わせることで
伝えたい文字を確定していくんです。
本文中では、手話や指文字の話から始まり、
伝の心やBMI(Brain Machine Interfaceの略で脳から直接意思などを伝達する技術)など
ハイテクなコミュニケーション支援機器についても触れられています。
ですが、たかおまゆみさんは自らの命を支える道具として
このローテクな透明文字盤、そして「目で話す」ことをとても大切にされています。
長年言葉にまつわる仕事をしてこられ、コミュニケーションの本質を
日々考えておられる著者の、「言葉が人間を人間にする」という言葉の重さ、
そして「目で話す」ことの素晴らしさに感動しました。
今回のこの記事で、一人でも多くの方に透明文字盤の素晴らしさが
伝われば嬉しいと思っています。

※透明文字盤についてより詳しくお知りになりたい方は、
下記URLから東京都立神経病院の透明文字盤コーナーにアクセスすると、
その使い方や自作する方法についても見ることができます。

http://www.byouin.metro.tokyo.jp/tmnh/medical/rehabilitation/page3_1.html

作業療法士 永吉琢也

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